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外壁塗装の工期は何日?御殿場の天候で工程が延びる仕組みと根拠

外壁塗装の工期は何日?御殿場の天候で工程が延びる仕組みと根拠

「外壁塗装の工期は7〜10日」——どの記事にもそう書いてあります。ところが、その日数がどう決まるのかを書いた記事は、実はほとんどありません。工期は坪数で決まるわけでも、業者の腕だけで決まるわけでもありません。工程の数と、使う塗料が決めている待ち時間と、天候の3つで決まります。この記事では、国土交通省の仕様書・塗料メーカーの製品仕様・労働安全衛生規則という、確かめられる資料だけを使って、御殿場で工期がどう決まり、どこで延びるのかを工程別に整理します。

先に結論

工期を決めているのは、①工程の数 ②塗料ごとに決まっている工程間隔 ③天候の3つです。塗り重ねまでの待ち時間は、同じ外壁用の塗料でも23℃で2時間以上のものから16時間以上のものまであり、8倍の開きがあります。気温5〜10℃になると、下塗り材では16時間以上まで伸びる製品もあります。そして雨のとき止まるのは全工程ではありません。足場の組立てと解体は、強風・大雨・大雪等の悪天候のため危険が予想されるときは、中止が事業者の義務です。さらにそうした悪天候のあとは、作業開始前の足場点検が法令上の義務になります。「大雨の翌日は点検から始まる」のには理由があります。

工期を決めているのは、坪数ではなく3つの要素です

最初に全体像です。日数の内訳は、次の3つに分解できます。

要素 何で決まるか 確かめ方
①工程の数 足場・洗浄・下地処理・養生・下塗り・中塗り・上塗り・付帯部・点検・足場解体。屋根を同時に行うかで変わります 見積書の項目を数える
②工程間隔(待ち時間) 使う製品ごとにメーカーが決めています。公的な仕様書には時間数の定めがありません 見積書の製品名でメーカーの公表値を確認する
③天候 雨・強風・気温・湿度。工程によって止まる条件が違います 雨天時にどの作業を進めるか事前に聞く

「何月に頼むか」を先に決めたい方は、外壁塗装のベストシーズンは春と秋?御殿場の平年値で確かめるで、季節ごとの条件を整理しています。この記事は、着工したあとの日数の内訳を扱います。

塗装の工程そのものについては外壁塗装の下地処理はなぜ重要?高圧洗浄と手抜きの見抜き方で詳しく説明しています。費用の内訳は料金案内御殿場市の外壁塗装 費用相場をご覧ください。見積書の読み方は外壁塗装の見積書の見方にまとめています。

当社の標準的な工程表(晴れが続いた場合)

先に目安をお示しします。工程ごとの日数を定めた公的な基準は存在しませんので、以下は当社が御殿場市周辺で組んでいる標準的な工程表の例です。統計ではなく、30坪前後の戸建てで外壁のみ、晴れが続いた場合の組み方としてご覧ください。

工程 日数の目安 備考
足場の組立て 1日 敷地の広さと隣家との距離で変わります
高圧洗浄 1日 この後に壁を乾かす時間が必要です
下地処理・シーリング 1〜2日 ひび割れや目地の状態で最も変わる工程です
養生 半日 窓や植栽の養生をします
下塗り 1日 ここで翌日まわしになる製品があります
中塗り・上塗り 2日 工程内の間隔を空けます
付帯部の塗装 1日 雨どい・軒天・雨戸など
点検・手直し 半日 お客様と一緒に確認します
足場の解体 1日 最終養生が終わってからです
合計 9〜10日 雨や気温で延びる前の日数です

※この表は公的な基準ではなく、当社が組んでいる標準的な工程表です。工程ごとの日数を定めた公的な基準は存在しません。

この表は1日に1工程を基本に組んでいます。夜をまたぐ乾燥時間は、すでにこの日数の中に入っています。そのうえで天候と製品の条件が乗ります。23℃前後なら上塗りの1回目と2回目を同じ日に進められる製品もありますが、気温が5〜10℃まで下がる時期や、塗り重ね乾燥時間の長い下塗り材を使う場合は、同じ日に次の工程へ進めません。そのぶん表より1〜2日長くなります。屋根を同時に行えば工程が増えます。「何日かかりますか」への正直な答えは、「使う製品と着工時期が決まれば計算できます」です。

雨で止まるのは、全部の工程ではありません

「雨の日は工事ができません」と説明されることが多いのですが、正確ではありません。工程ごとに、止まる理由も根拠も違います。

工程 雨・悪天候のときどうなるか 根拠
足場の組立て・解体 強風・大雨・大雪等の悪天候のため危険が予想されるときは中止(事業者の義務) 労働安全衛生規則 第564条第1項第3号。対象は、つり足場・張出し足場・高さ2メートル以上の足場の組立て、解体、変更の作業に限られます
高圧洗浄 水を使う作業のため、雨そのものが直接の支障になりにくい工程です。ただし洗浄後に壁を乾かす時間が必要です 公的な仕様書にもメーカー仕様にも、雨天の洗浄を禁じる記載は見当たりませんでした(当社の判断で進めています)
下地処理・シーリング 濡れている面には施工できません。乾燥を待ちます 製品ごとのメーカー仕様
塗装(下塗り・中塗り・上塗り) 降るおそれがあれば中止。降ってから止めるのでは間に合いません 公共建築改修工事標準仕様書 7.1.6(2)/塗料メーカーの施工上の注意
塗装後の養生時間中 降雨・結露があると、膨れ・剥がれ・白化・艶引けにつながる場合があります エスケー化研のカタログ記載
強風・大雨・大雪等の悪天候のあと 作業開始前に足場の点検(事業者の義務) 労働安全衛生規則 第567条第2項
雨や悪天候のときに工程ごとで扱いが違うことを示した図。足場の組立てと解体は悪天候で危険が予想されるときは中止、高圧洗浄は水を使う作業、塗装は降るおそれで中止、悪天候のあとは点検から始まることを並べた図

注意したいのは、上の表で根拠の種類が3つに分かれている点です。足場の2行だけが法令上の義務で、すべての事業者に適用されます。塗装の行は国が自らの発注工事に使う仕様書とメーカーの製品仕様で、民間の戸建て工事に法的な義務を課すものではありません。

大雨や強風のあとは、点検から始まります

ここは、ほとんどの記事が触れていない部分です。労働安全衛生規則の第567条第2項では、強風・大雨・大雪等の悪天候の後に足場で作業を行うときは、点検者を指名して、作業を開始する前に点検させ、異常を認めたときは直ちに補修しなければならないと定められています。点検する項目は9つあり、床材の損傷や取付けの状態、建地・布・腕木等の緊結部の緩み、脚部の沈下と滑動、筋かい・壁つなぎ等の補強材の取付状態などが挙げられています。

さらに同条第3項では、この点検を行ったときは記録し、足場を使用する作業が終了するまで保存しなければならないとされています。

ここが工期の実態です

雨が上がっても、朝いちばんから塗り始められるわけではありません。点検して、異常があれば補修して、壁が乾いてから塗装に入ります。「雨の翌日は半日が準備で終わる」ことがあるのは、手を抜いているからではなく、こうした手順を踏んでいるからです。

サトー建装

お客様から「昨日の雨は上がったのに、今日は午後からなんですね」と言われることがあります。足場の点検と、壁の乾き具合の確認をしてから始めているためです。

大雨の翌朝の作業の流れを示した図。足場の点検、補修、壁の乾き具合の確認、塗装の順に進むことを4つの場面で表した図

「何ミリの雨で中止」という基準は、どこにもありません

降水量の数値で中止を決める基準を探しましたが、公的な仕様書にもメーカーの仕様にも見つかりませんでした。書かれているのはいずれも定性的な表現です。

公共建築改修工事標準仕様書(令和7年版)は、外部の塗装について「降雨のおそれのある場合又は強風時は、原則として、行わない」としています。エスケー化研のカタログも「施工当日に降雨、降雪、結露が予想される場合は、施工を中止してください」と書いています。どちらも「降ったら止める」ではなく「降りそうなら始めない」という考え方です。

なお同じ仕様書は、雨とは別に、気温5℃以下・湿度85%以上・結露等で塗料の乾燥に不適当な場合という3つの条件でも塗装を行わないとしています。ただし採暖、換気等を適切に行う場合はこの限りでない、という例外つきです。3つの条件のいずれか1つに当てはまれば、雨が降っていなくても塗装は止まります。

塗り始めてから降られると、塗膜に不具合が出て、乾かしてからやり直す時間が必要になります。中止の判断が早い現場のほうが、結果的に早く終わります。「小雨でも塗ります」と言う業者には、その根拠を聞いてみてください。

待ち時間を決めているのは、公的な基準ではなく製品です

意外に思われるかもしれませんが、国の仕様書には工程間隔の時間数が書かれていません。公共建築改修工事標準仕様書は「各塗装工程の工程間隔時間及び最終養生時間は、材料の種類、気象条件等に応じて適切に定める」としており、時間数の表そのものが存在しません。つまり待ち時間は、使う製品のメーカー仕様が決めています。

そこで、メーカーが公表している塗り重ね乾燥時間を並べます。すべて各社の製品ページ・カタログの公表値です。

製品(メーカー) 種別 23℃ 5〜10℃
ファインウレタンU100(日本ペイント) 上塗り 2時間以上 8時間以上
パーフェクトトップSi(日本ペイント) 上塗り・水性 3時間以上 8時間以上
ファインパーフェクトトップSi(日本ペイント) 上塗り・弱溶剤 3時間以上 8時間以上
水性パーフェクトシーラー(日本ペイント) 下塗り 4時間以上 6時間以上
パーフェクトサーフ(日本ペイント) 下塗り 3時間以上 16時間以上
パーフェクトクーラーサーフ(日本ペイント) 下塗り・遮熱 16時間以上5日以内 16時間以上7日以内
クリーンマイルドシリコン(エスケー化研) 上塗り 工程内3時間以上7日以内/最終養生24時間以上 公表されていません

同じ外壁の塗り替えでも、23℃での待ち時間が2時間以上の製品と16時間以上の製品があり、8倍の開きがあります。「外壁塗装は1工程1日」という説明は、製品によって当たっていたり外れていたりします。

なお、水性か弱溶剤かで待ち時間が決まるわけではありません。上の表のパーフェクトトップSi(水性)とファインパーフェクトトップSi(弱溶剤)は、塗り重ね乾燥時間が同じです。「水性は乾きにくいから工期が延びる」という説明は、この2製品については当てはまりません。

塗り重ねまでの待ち時間が製品によって大きく違うことを示した図。短い棒と長い棒を並べ、長いほうは翌日まで待つことを月と星で表した図

冬に伸びるのは、主に下塗りです

気温が下がると工期が延びる、という説明はよく聞きます。どの工程がどれだけ延びるのかまで見ると、傾向がはっきりします。


上塗り:23℃で2〜3時間以上のものが、5〜10℃では8時間以上。製品によって2.7倍から4倍になります。


下塗り(サーフェーサー):パーフェクトサーフは23℃で3時間以上、5〜10℃で16時間以上。約5倍に伸びます。


16時間以上=翌日まわし:夕方に終えると翌朝までかかります。1日1工程しか進まない日が出てきます。


エスケー化研のカタログは基準温度23℃の数値だけを示しており、低温時の具体的な時間は公表されていません。同社は冬期について、施工条件が特に厳しくなる場合があるため事前に関係者と十分な打ち合わせを行うよう求めています。製品によっては、冬の待ち時間がカタログから読み取れないということです。そのときは現場で判断することになります。

冬の見積りで聞くとよいこと

「この下塗り材の、5〜10℃での塗り重ね乾燥時間は何時間ですか」。数字で答えが返ってくるか、「公表がないので現場で判断します」と正直に言うか。どちらでも構いませんが、質問の意味が通じない場合は要注意です。

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御殿場で雨が降る日は、年に何日あるか

気象庁は、降水量そのものだけでなく雨が降った日数の平年値も公表しています。御殿場(アメダス)の1日に1.0mm以上の雨が降った日数は、年129.5日です(1991年から2020年までの平年値)。

1.0mm以上の雨が降った日数 降水量
6月 14.1日(年間最多) 297.4mm
7月 13.9日 361.4mm
9月 12.5日 372.5mm(年間最多)
10月 11.6日 315.2mm
1月・12月 各6.8日(年間で最も少ない部類) 104.6/104.3mm
年間 129.5日 2874.6mm

注目したいのは、雨の量が最も多い月(9月)と、雨の日数が最も多い月(6月)が違うことです。9月は1回あたりの雨が強く、6月は弱い雨が長く続く、という違いがここに出ています。工事が止まる回数に効くのは日数のほうです。

ただし「雨の日=工事が止まる日」ではありません

1.0mm以上の雨が降った日でも、朝だけ降って昼から乾けば作業できる場合があります。逆に、降らなくても降るおそれがあれば塗装は始めません。ですから129.5日という数字は「年間129.5日は工事ができない」という意味ではありません。雨が関わる日がそれくらいある、という程度の目安として見てください。

雨の量のほうも見ておきます。御殿場の年降水量の平年値は2874.6mmで、三島の1868.2mmより多く、月別では9月が372.5mmで年間最多、次いで7月361.4mm、10月315.2mmと続きます。逆に12月104.3mm・1月104.6mmは年間で最も少ない部類です。御殿場の気候の詳細は御殿場の外壁は劣化が早い?気象庁データで見る3つの理由と対策で整理しています。

雨の量が多い時期は、止まる回数が増える前提で日程を組むほうが現実的です。逆に12月から1月は雨が少ない時期です。ただし気温が下がるぶん待ち時間が伸びるため、単純にどちらが早いとは言えません。

見積書から、自分の家の工期を見積もる

業者の言う日数をそのまま受け取るのではなく、自分で確かめる手順をまとめます。紙に書き出せる範囲の作業です。


工程を数える

見積書の項目から、足場・洗浄・下地処理・養生・下塗り・中塗り・上塗り・付帯部・点検・足場解体を数えます。屋根を同時に行うなら工程が増えます。


製品名を確認する

下塗り材と上塗り材の製品名を見積書で確認します。「シリコン塗料一式」としか書かれていないなら、製品名を聞いてください。


工程間隔を調べる

メーカーの製品ページかカタログで、塗り重ね乾燥時間を確認します。16時間以上と書かれていれば、その工程は翌日まわしになります。


予備日を足す

着工時期の雨の多さに応じて予備日を見ます。工程表に予備日が入っていない見積書は、天候の前提が書かれていないということです。


確認する言葉 望ましい答え 気をつけたい答え
使う下塗り材の製品名は 製品名を即答できる 「一式です」「現場で決めます」
その製品の工程間隔は 時間数を答える、または公表の有無を答える 質問の意味が通じない
最終養生はいつまでですか 足場解体との関係を説明できる 「塗り終わったら終わりです」
雨天のときはどの作業を進めますか 工程別に答える 「全部お休みです」だけ
工程間隔を過ぎてしまったら 目荒しなどの処置を説明できる 「そのまま塗ります」

最後の項目には根拠があります。公共建築改修工事標準仕様書は、標準工程間隔時間を超えて上に塗り重ねる場合は適切な処理を行う、としています。エスケー化研のカタログでも、上塗りの工程内間隔が「3時間以上7日以内」と上限つきで示されています。間隔は「最短」だけでなく「最長」も決まっているということです。なお同カタログには、光沢が残っているなど劣化していない塗膜に塗装する場合は目荒しを行うように、という記載もあります。

見積書から工期を自分で確かめる手順を示した図。見積書、製品名、メーカー資料での待ち時間の確認、工程表の順に進むことを表した図

工期が極端に短い見積もりは、どこを見れば分かるか

短い工期そのものが悪いわけではありません。問題は待ち時間が物理的に成立しているかです。

成立しないスケジュールの見分け方

たとえば、下塗り材に23℃で16時間以上の工程間隔が指定されている製品を使いながら、同じ日のうちに上塗りまで終える工程表は、メーカーの仕様の外側にあります。上塗りを2回塗る場合も、製品ごとに工程内の間隔が決まっています。エスケー化研の外壁改装仕様では、上塗りの工程内間隔は3時間以上7日以内、最終養生は24時間以上と示されています(いずれも基準温度23℃)。工程表の日付と、製品の指定時間を並べて見ると、成立しているかどうかが分かります。塗り重ねの間隔を守らなかった場合にどうなるかは外壁塗装の失敗例は3種類にまとめています。

なお、メーカー各社は乾燥時間について「目安です。使用量、通風、湿度および素地の状態によって異なります」といった趣旨の注記を付けています。カタログの数字は絶対値ではありません。数字を守ればうまくいく、という話ではなく、条件を見て判断する必要があるということです。

足場・騒音・近隣への挨拶は、法的にどうなっているか

工期に関わる周辺の決まりも整理しておきます。誤解の多いところです。

よくある説明 実際
足場を組むには労働基準監督署への届出が必要 届出の対象は高さ10メートル以上の足場で、かつ組立てから解体までの期間が60日以上のものです。戸建ての塗装は通常どちらにも当てはまりません
足場は誰でも組める 高さ5メートル以上の足場の組立て・解体・変更の作業には、技能講習を修了した足場の組立て等作業主任者の選任が必要です(労働安全衛生法施行令 第6条第15号)。2階建ての外部足場は通常この高さになります
外壁塗装は騒音規制法の規制対象 規制の対象となる特定建設作業は、くい打機やさく岩機など8種類の機械を使う作業として法令の別表に列挙されています。外壁塗装・高圧洗浄・足場の組立てという作業そのものは、この別表に挙げられていません。ただし、定格出力15キロワット以上のエンジン式の空気圧縮機を使う作業などは別表に含まれるため、使う機械によっては対象になりえます。静岡県が案内している特定建設作業も同じ区分です
近隣挨拶は法律で義務 外壁塗装について事前の挨拶を義務づける法令は確認できませんでした。義務ではありませんが、実務では欠かせません

騒音の法規制の対象外だからこそ、高圧洗浄をいつ行うか、どの時間帯に作業するかは、業者の自主的な配慮に委ねられています。洗浄の日だけでも事前に伝えておくと、ご近所のトラブルはかなり減ります。

まだ迷うなら:次にやることを1つに絞ります

工期が知りたいなら、見積書に「使う製品名」と「工程表」が入っているかを確認してください。この2つが無い見積書からは、日数の妥当性を判断できません。

逆に言えば、この2つがあれば、メーカーの公表値と突き合わせるだけで、その工程表が成立しているかどうかをご自身で確かめられます。当社の現地調査は無料で、使用する製品名と工程間隔、予備日の考え方まで書いた工程表をお出ししています。無料の現地調査を申し込むところから始めてください。御殿場市内は出張費もかかりません。

この記事の判断根拠:足場に関する義務(悪天候時の作業中止、悪天候後の点検と記録、作業主任者の選任)は、e-Gov法令検索で労働安全衛生規則および労働安全衛生法施行令の条文を確認して記載しました。これらは全ての事業者に適用される法令上の義務です。塗装の施工条件と工程間隔の考え方は、国土交通省の公共建築改修工事標準仕様書(令和7年版)によるもので、これは国の官庁営繕工事のための仕様書であり、民間の戸建て工事に法的な義務を課すものではありません。製品ごとの乾燥時間は、日本ペイントとエスケー化研が公表している製品ページ・カタログの値です。メーカー自身が「目安」と注記しているため、断定はしていません。降水日数は気象庁が公表している平年値(1.0mm以上の日数)をそのまま引用しました。ただし「雨の日=工事が止まる日」を示す公表データはないため、止まる日数の予測は書いていません。「冬は工期が何倍になる」といった倍率も、戸建ての外壁で使う塗料全体についての公表値が確認できなかったため示していません。工程表の組み方と現場での判断については、当社が御殿場市・裾野市・小山町で行っている施工に基づく説明です。

よくある質問

Q

外壁塗装の工期は何日くらいですか?

A

当社が御殿場市周辺で組んでいる標準的な工程表では、30坪前後の戸建てで外壁のみ、晴れが続いた場合に9〜10日です。ただしこれは公的な基準ではなく当社の組み方です。1日に1工程を基本に組んでいるため、夜をまたぐ乾燥時間はこの日数に含まれています。気温が5〜10℃まで下がる時期や、塗り重ね乾燥時間の長い下塗り材を使う場合は、同じ日に次の工程へ進めないぶん1〜2日長くなります。屋根を同時に行えば工程が増えます。ご自身で目安を出したい場合は、見積書に記載された下塗り材・上塗り材の製品名をもとに、メーカーが公表している塗り重ね乾燥時間を確認してください。23℃で2時間以上の製品もあれば、16時間以上の製品もあります。

Q

雨が降ったら、その日は1日休みになりますか?

A

工程によります。足場の組立て・解体は、強風・大雨・大雪等の悪天候で危険が予想されるときは中止が事業者の義務です(労働安全衛生規則 第564条第1項第3号)。塗装は、降るおそれがある場合は原則として行いません。一方で、雨天でも進められる作業はあります。着工前に「雨の日はどの作業を進めますか」と確認しておくと、当日のやり取りが楽になります。

Q

雨が上がった翌日は、すぐ塗装を再開できますか?

A

まず足場の点検から始まります。労働安全衛生規則 第567条第2項では、強風・大雨・大雪等の悪天候の後に足場で作業を行うときは、点検者を指名して作業開始前に9つの事項を点検させ、異常があれば直ちに補修しなければならないとされています。点検の記録も保存が必要です。そのうえで壁の乾き具合を確認してから塗装に入ります。

Q

何ミリ以上の雨で中止になるのですか?

A

降水量の数値で中止を定めた基準は、公的な仕様書にもメーカーの仕様にも見当たりませんでした。書かれているのは「降雨のおそれのある場合」「降雨、降雪、結露が予想される場合」という判断基準です。降ってから止めるのではなく、降りそうなら始めない、という考え方になっています。

Q

冬に工事を頼むと、どれくらい延びますか?

A

何倍になるかを示す公表値は確認できませんでした。分かっているのは製品ごとの数値です。日本ペイントの製品では、上塗り材の塗り重ね乾燥時間が23℃で2〜3時間以上のところ、5〜10℃では8時間以上になります。下塗りのパーフェクトサーフは23℃で3時間以上が5〜10℃で16時間以上です。16時間以上は実質的に翌日まわしになるため、冬は1日に進む工程が減ります。

Q

高圧洗浄の音は、法律で時間が決まっていますか?

A

騒音規制法で規制される特定建設作業は、くい打機やさく岩機など8種類の機械を使う作業として列挙されており、外壁塗装や高圧洗浄という作業そのものは挙げられていません。定格出力15キロワット以上のエンジン式空気圧縮機を使う場合などは別ですが、戸建ての塗装で一般的な作業であれば、作業時刻の法的な規制基準は適用されないことになります。だからこそ作業時間帯への配慮と事前のご挨拶が必要だと考えています。

出典

最終更新:2026年9月

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佐藤春樹

この記事を書いた人

佐藤春樹サトー建装 代表/一級塗装技能士

御殿場市を拠点とするサトー建装の代表。一級塗装技能士として、外壁・屋根塗装を自社施工で手がけています。見えない下地処理から仕上げまで妥協しない施工を信条に、静岡県東部の住まいを守っています。

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